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始まりの一杯は香芝市から  なぜか飽きない神座の「おいしいラーメン」

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Hello, World! ナベです。
30代になってさすがに濃厚系は厳しくなってきましたが、ラーメンが好きです。

西名阪自動車道で香芝インターを降りると、真正面に見えるラーメン屋さん。
「どうとんぼり神座 香芝店」です。

自動車に乗って移動していると、当然目に入るので行った事がある方も多いんじゃないでしょうか。
「神座」と書いて「かむくら」と読むのも、最初は少し戸惑いますよね。

さて「どうとんぼり神座」と言えば一番有名なのは「道頓堀店」でしょう。
大阪の難波にあり、日本人のみならず外国からの観光客の方にも人気のお店です。

「屋号も1号店も道頓堀やん、大阪の味やん」と思った方も居るでしょう。

神座の歴史」より

では2号店はどこだと思いますか?
実は香芝店の前身である「香芝インター店 ザ・麺・アガルタ」なんです。
「へー、香芝店って結構古いんやなー」だけではCassivaで取り上げません。

「その神座のラーメンのスープ、香芝市で生まれたんやで」

毎日新聞 2001年11月26日 朝刊9ページ

ということで、ここで新聞記事のご紹介。

ラーメンの味を決めるのはスープ。
北海道から九州まで、名の通ったラーメンを食べ歩きながら、香芝市の自宅の庭に寸胴鍋を置き、スープ作りに挑戦した。
思い描いたのはホテルでの修業時代、中華料理のシェフが夜食に出してくれた野菜スープの味。
レシピはない。自分の舌だけが頼りだった。
火加減、時間、材料……。すべての条件がそろわない限り、「その味」は姿を現さない。
研究を始めてから1年半後、ついに理想のスープ作りに成功した。

毎日新聞 2001年11月26日 朝刊9ページより

関西を中心に50店舗にまで拡大した「どうとんぼり神座」
その始まりの一杯は、香芝市にある社長の自宅の庭の寸胴鍋から生まれたということですね。

神座さんはこのスープの味を保ちつつ、複数店舗の展開をすることにかなり拘りをもっているようで
「スープの材料は誰も知らない」「マスターソムリエという試験官が全国に3人いる」
「スープを薄められたらどうしようもないから全店直営」
などがメシ通さんの記事からわかります。

さて、そろそろお腹もすいてきました。
実は香芝市には前述の香芝店以外に、もう一店舗「香芝SA店」があります。
「えー、高速のサービスエリアやったら、高速乗らんな食えへんやん」という方はいますぐ、ヘンシュウチョの記事を読みましょう!

この建物の2Fになります。
階段でも登れますが、せっかくなのでこのお腹が空いてくるエレベーターに乗ってみましょう。

食券を券売機で買います。香芝店はレジで精算するので、この辺りは道頓堀店みたいですね。

厨房を見ると、スタッフの方がキビキビと動いています。
ネクタイの色にも注目ですね。

来ました、「おいしいラーメン」。
澄んだスープに白菜がタップリ。何回も食べてるけれど、不思議とホッとする味です。
もともと奈良には天理ラーメンがあったので、白菜の乗ったラーメンは親しみがありますね。

卓上には各種調味料があり、味の変化も楽しめます。
私のオススメはニラ。半分くらい食べてからニラ投入すると、さらに元気が付く味になります。

西名阪のサービスエリアの2Fということもあり、窓からは行きかう車を眺めながら味わえます。
珍しい車が通らないか、見るのも楽しいですね。

多くのラーメン屋さんではさまざまな味のラーメンがありますが神座は「おいしいラーメン」のトッピングが主です。
それだけ、こだわりの味ということですね。
香芝で生まれたこの味は、これからも多くの人のお腹を満たしていくでしょう。

ごちそうさまでした!